ワールドカップ26アジア最終予選で、日本代表はアウェーでインドネシア代表と対戦します。試合は日本時間2024年11月15日(金)夜21時にキックオフされ、「DAZN(ダゾーン)」で独占生配信されます。
前節のオーストラリア代表戦は1-1の引き分けに終わり、現在日本代表は3勝1分の勝ち点10でグループCの首位に立っています。11月に行われる2試合で勝利を重ね、首位の座を揺るぎないものにしたい日本代表ですが、今回のインドネシア代表は過去の印象とは異なり、要注意のチームになっています。
この記事では、日本代表に加え、インドネシア代表の情報や、試合の展望、ブックメーカーの注目オッズについて、ブックメーカー歴15年の著者がご紹介します。
ワールドカップアジア最終予選の試合日程・視聴方法
日本代表 vs インドネシア代表の大会概要は以下の通りです。
- 大会:FIFAワールドカップ26アジア最終予選
- 対戦カード:インドネシア代表 vs 日本代表
- 試合日時:2024/11/15(金) 21:00キックオフ(日本時間)
- 会場:ジャカルタ(インドネシア)/ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム
今回の試合はDAZN独占配信で、地上波での放送はありません。
11月に行われる2試合の無料配信が決定
11月のワールドカップアジア最終予選、日本代表vsインドネシア代表(15日)、中国代表(19日)ですが、DAZNで無料配信されることが決定しました。
無料配信は、チャット機能を駆使したライブ配信『FanZone』で行われます。下記のURLまたはDAZNウェブサイト内から、会員登録なしで視聴が可能です。
11月15日(金)日本代表vsインドネシア代表
視聴はこちらをクリック
11月19日(日)日本代表vs中国代表
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インドネシア代表×日本代表戦のブックメーカー注目オッズ
Bet365から発表されている11月11日時点の90分の勝敗オッズはこちらです。
インドネシア勝ち | 13倍 |
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引き分け | 5.75倍 |
日本勝ち | 1.2倍 |
そして、著者は今回の試合でインドネシアが前半から攻めてくると予想し、日本の前半アジアンハンデに注目しています。
「前半アジアンハンデ」は、サッカーの試合で前半のみを対象にハンディキャップをつけた賭け方です。たとえば、強いチームに「-1」のハンデがついている場合、前半終了時にそのチームが2点以上リードしていれば勝ち、1点リードなら返金、引き分けや負けなら賭けが外れます。
インドネシアが攻めてくると、攻撃に人数をかけ守備が手薄になるため、日本はカウンターで得点を狙いやすくなります。もし、日本が先制点を奪えば、インドネシアは同点に追いつこうとさらに攻撃を強める可能性があり、日本の複数得点も期待できます。
また、インドネシアが守りに入っても、日本は先制点による心理的な余裕から試合の主導権を握り、テンポの速いパス回しで相手を崩し、得点機会が増えるでしょう。
こうした展開から、日本の前半での複数得点が期待でき、通常の前半勝利よりオッズが高い、前半アジアンハンデへのベットが狙い目と言えます。
また、怪我のFW上田綺世(フェイエノールト)の代役としてゴールが期待されるFW小川航基(NECナイメヘン)にも注目しており、プレイヤープロップ「得点者 小川航基」にも期待しています。
著者注目オッズ(11月11日時点 Bet365オッズ)
日本 前半アジアンハンデ-1 | 2.375倍 |
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得点者 小川航基 | 2.05倍 |
試合の展望・見どころ
インドネシアからすると、相手は圧倒的格上の日本代表。
前半は守備を固めて失点を防ぎ、後半で勝負に出るのがセオリーですが、今回は試合開始直後から攻撃的に得点を狙ってくると予想します。
インドネシアのホームスタジアムは、ヨーロッパや中東とは異なる独特の狂気を帯びた雰囲気が特徴です。この熱狂的な声援を受けて、インドネシアは前半から積極的に攻撃を仕掛け、早い段階で先制点を狙ってくると考えます。
また、インドネシアを率いる韓国人監督シン・テヨンは、リオ五輪で韓国代表の監督も務めた人物です。U23アジアカップ決勝では、前半で2点リードを奪いながらも、後半に浅野と矢島のゴールで追いつかれ、延長戦で浅野に決勝点を許し逆転負けを喫しました。
その敗因についてシン・テヨンは「正直、欲が出ました。4-0、5-0にできると思っていた。日本の鼻をへし折りたかったから『FWは前に出ろ』と叫んでしまった」と語っています。
今回も、日本を驚かせる奇襲を仕掛け、死に物狂いで挑んでくるに違いありません。インドネシアの総力をかけたこの一戦は、日本にとっても一瞬たりとも油断できない戦いとなるでしょう。
サッカー日本代表の最新情報
前節オーストラリア戦では引き分けに終わったものの、日本代表は依然としてグループCの首位をキープしています。
発表された最新のFIFAランキングでも、16位から15位に順位を上げ、アジア最強の座を維持しました。そして、11月7日、日本代表vsインドネシア代表(15日)、中国代表(19日)に臨むメンバーが発表されました。
選手名 | 所属チーム |
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ゴールキーパー(GK) | |
大迫 敬介 | サンフレッチェ広島 |
谷 晃生 | FC町田ゼルビア |
鈴木 彩艶 | パルマ(イタリア) |
ディフェンダー(DF) | |
長友 佑都 | FC東京 |
関根大輝 | 柏レイソル |
板倉 滉 | ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ) |
町田 浩樹 | ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー) |
橋岡 大樹 | ルートン・タウン(イングランド) |
瀬古 歩夢 | グラスホッパー(スイス) |
菅原 由勢 | サウサンプトン(イングランド) |
高井 幸大 | 川崎フロンターレ |
ミッドフィールダー/フォワード(MF/FW) | |
遠藤 航 | リバプール(イングランド) |
伊東 純也 | スタッド・ランス(フランス) |
南野 拓実 | モナコ(フランス) |
古橋 亨梧 | セルティック(スコットランド) |
守田 英正 | スポルティングCP(ポルトガル) |
大橋 祐紀 | ブラックバーン(イングランド) |
鎌田 大地 | クリスタル・パレス(イングランド) |
三笘 薫 | ブライトン(イングランド) |
小川 航基 | NECナイメヘン(オランダ) |
前田 大然 | セルティック(スコットランド) |
旗手 怜央 | セルティック(スコットランド) |
堂安 律 | フライブルク(ドイツ) |
田中 碧 | リーズ(イングランド) |
中村 敬斗 | スタッド・ランス(フランス) |
久保 建英 | レアル・ソシエダ(スペイン) |
藤田 譲瑠チマ | シント=トロイデン(ベルギー) |
故障したFW上田綾世(フェイエノールト)に代わって、スコットランド1部で得点を量産するFW古橋亨梧(セルティック)が1年ぶりに代表に復帰しました。
また、DF谷口彰悟(シント・トロイデン)がケガのため不参加となり、DF関根大輝(柏レイソル)が追加招集されました。
サッカー日本代表の注目選手
日本代表の注目選手はエールディビジ(オランダ1部)・NECナイメヘン所属のFW小川航基です。
FW上田綾世(フェイエノールト)が負傷辞退し、FW古橋亨梧(セルティック)が復帰し注目を集めていますが、スタメンは小川航基と予想します。
若い頃から注目されていたものの、結果を出せない時期が続いていました。しかし、2023年にオランダに渡ると、1年目で公式戦28試合で12ゴールを記録し、日本代表でも常連の存在となりました。
インドネシア戦は上田綾世の代役ではなく、日本代表のエースとしてゴールを狙います。
インドネシア、熱狂サポーターと帰化選手でW杯初出場へ
2023年2月、元インテルのオーナー、エリック・トヒルがインドネシアサッカー協会の会長に就任。彼のもとでインドネシアにルーツを持つ帰化選手が数多く招集され、初のワールドカップ最終予選への切符を手にしました。
現在の代表選手27名中13名が帰化選手で、その多くがオランダリーグで実力を磨いてきた選手たちです。ヨーロッパの経験と技術を持つ彼らがインドネシア代表の戦力を押し上げています。
また、インドネシアでは国民の69%がサッカーファンとされ、スタジアムを埋め尽くす熱狂的なサポーターの声援がチームに圧倒的な後押しを与えています。
平均年齢24.3歳と若手も台頭しているインドネシア代表。インドネシアサッカー全体が進化する中、熱狂的なサポーターの後押しを受けて、初のワールドカップ出場を狙います。
サッカー・インドネシア代表の注目選手
インドネシア代表の注目選手はAリーグ・メン(オーストラリア1部)・ブリスベン・ロアー所属のFWラファエル・ストライクです。
オランダからの帰化選手で、ワールドカップ最終予選では全試合にスタメン出場し、バーレーン戦でゴールも決めています。身長187cmの大柄ながらスピードも兼ね備えた万能型のFWです。
日本相手にボール支配が難しいインドネシアは、彼をターゲットにロングボールを放り込む攻撃も多くなるでしょう。 ストライクはその高さとスピードを活かして日本ディフェンスを揺さぶり、チャンスを生み出します。
試合展開を左右する存在として、彼がどのようなプレーを見せるのか注目です。