近年オンラインカジノやブックメーカーでも採用され始めている、日本向けに特化して運営されている決済サイト、タイガーペイ(TigerPay)をご紹介します。
タイガーペイ(TigerPay)は2021年開始の新しいイーウォレットです。運営企業はイギリスですが、日本系列の企業資本も運営に関わっていることから、主に日本向けに運営されているウォレットサービスです。
タイガーペイはアフィリエイト提携を広く行っておらず、ごく一部のカジノ系超有力媒体とのみ提携していると聞いたことがあります。当サイト・ブクサカも提携は行っておりませんので、当記事を含めてアフィリエイトリンクは掲載しておりません。
またタイガーペイは海外運営とはいえ中身が日本化しすぎている印象が強く、他のペイメントと比較して明らかに日本警察の監視が強くなりやすい環境下にあります。
大手ブックメーカー各社がタイガーペイを決済方法に採用していないのは、それ相応の理由と背景があるので、当サイトでもタイガーペイの利用は推奨していません。
さらにユーザー目線でみたときの手数料の高さ、入出金の遅延といった不安定さを考慮すると、あえてタイガーペイを使うメリットはまだ小さいかと思います。ご利用の際はくれぐれも情報に注意し、ご自身の判断で行われるようお願い致します。
タイガーペイが使える!対応ブックメーカー一覧
タイガーペイ|Tiger Payの評判と特徴、メリット
タイガーペイはアカウント内に以下の法定通貨/仮想通貨の各ウォレットを同時に管理でき、ウォレット・通貨間の両替機能を利用できるマルチウォレットタイプの決済サイトです。
- 法定通貨:米ドル、日本円、ユーロ、フィリピンペソ
- 仮想通貨:ビットコイン、リップル、イーサリアム、USDコイン、テザー
ただしタイガーペイは使えるブックメーカーがまだまだ少ない上、とにかく手数料が高い。銀行振込やカード、仮想通貨などで直接ブックメーカーに入出金するか、決済サイトを経由する場合は対応サイトが多いペイズ、STICPAYあたりを利用するのが無難です。
タイガーペイの入金方法
クレジットカード (Mastercard・JCB) |
手数料5% ※現在利用停止中 |
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仮想通貨 | 手数料なし/即時反映 |
ローカル銀行入金 | 手数料5%/5分~翌営業日 |
入金はクレジットカード(MastercardとJCB ※現在利用停止)、仮想通貨、国内銀行振込、さらに国際銀行振込にも対応。
タイガーペイの出金方法
仮想通貨 | 1.2%(ミニマム:0.00005 BTC)※ |
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国内銀行出金 | 2%(ミニマム:35 ドル / 3500 円) |
※仮想通貨での出金は会員ランクにより異なります。KYC後であれば上記金額で、イーサリアム、リップルなど出金通貨によって手数料単位は異なります。
出銀行出金は国内だけでなく海外銀行送金にも対応。有料でプリペイドカードを発行すればATMでも現金出金できます。国内銀行送金/仮想通貨での出金は、着金までに1~2営業日かかります。
手数料は割高!ATM出金可能なタイガーペイカード
タイガーペイ最大の魅力はATM出金可能なプリペイドカードが発行できることです。カード発行手数料を支払い、所定の手続きでカードに資金を移すと、コンビニATMでも資金を引き出すことができます。
ATM出金できる利便性は捨てがたいとはいえ、タイガーペイカードはさほど魅力があるサービスではありません。その主な理由は以下の3つです。
- 同業他社のATMカード出金サービスは規制の影響で短期撤退の事例しかない
- カード発行手数料、チャージ手数料、維持費など、とにかく手数料が高い
- カードの残高確認をするにはOMINIPAYという別サービスの登録が必要
過去、ATM出金カードは登場しては短期撤退を繰り返しており、ブックメーカーやオンラインカジノ界隈で利用できるATMカードはほぼ残っていません。
ネッテラー(NETELLER)、ペイズ(ecoPayz)、スティックペイ(STICPAY)など多種多彩な決済サイトでATMカードが登場しては、金融規制の関係でいずれも日本市場では早期終了の顛末を迎えてきました。
そのためタイガーペイも同じ運命をたどる可能性が高く、いつ資金が取り出せなくなるかは不透明。そのためタイガーペイカードに多額の残高を残しておくことはリスク以外の何物でもありません。
さらにタイガーペイカードはとにかく手数料が高く、ありとあらゆる手数料がかかります。
発行手数料 | 125ドル ※150ドルのうち25ドルのキャッシュバック |
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月額手数料(アクティベート手数料) | 2ドル |
残高移動の手数料 | 6.5USD |
ATM引き出し手数料 | 5ドル+ATM手数料 |
チャージ手数料 | 2%(最低15ドル/1,700円) |
休止・休眠カード手数料(未使用6ヶ月) | 月額3ドル(7ヶ月目より) |
カードの更新/再発行 | 85USD |
PIN再発行手数料 | 1ドル |
ATM出金の利便性は捨てがたいですが、ここまでの手数料を払ってまでATM出金にこだわる必要性があるかは疑問です。純粋に銀行出金、仮想通貨出金などを利用した方が、手数料的なコスパは良いのは間違いないでしょう。
ウォレット間(通貨間)は両替レートが悪いので要注意
米ドルと日本円、仮想通貨のUSDTと日本円など、タイガーペイ内のウォレット間での両替は便利なのですが、タイガーペイの両替レートは一般の両替レートに比べてかなり悪いです。
一応両替手数料は無料ということになっていますが、実質は両替レートの中に手数料が含まれている状態ですので、あまり割がよいレートではないことは間違いないです。両替レートは「通貨両替」の項目の確認ページでご確認いただけます。
タイガーペイの使い方
タイガーペイの利用手順は以下の通り。
- 新規登録・口座開設
- 本人確認(KYC)
- タイガーペイに入金
- ブックメーカーへの入出金
- タイガーペイから出金
①~②新規登録・口座開設&本人確認(KYC)
まずはアカウント登録を行います。タイガーペイではアカウント登録直後は入出金機能に制限がかかっており、本人確認(KYC)をしてアカウントランクをアップグレードすることで制限が解除されます。タイガーペイを利用する際は。アカウント登録と本人確認まで一気に行ってしまいましょう。
本人確認での提出書類は、本人証明書類、住所確認書類の2種類です。
③タイガーペイへの入金
入金はローカル銀行入金(国内銀行振込)、仮想通貨送金をご利用いただけます。銀行振込は手数料5%、仮想通貨はビットコイン・イーサリアム・USDコイン・リップル・テザー(USDT)をご利用いただけます。
銀行振込は手数料5%仮想通貨はビットコイン・イーサリアム・USDコイン・リップル・テザー(USDT)を利用でき、手数料は無料です。最低/最高出金額はこちら。
銀行出金 | 1円 | 5,000,000円 |
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仮想通貨 | 0.001ドル相当 | 100,000ドル相当 |
④ブックメーカーとの入出金
タイガーペイからブックメーカー(オンラインカジノ)への入金、ブックメーカーからタイガーペイへの出金はブックメーカーサイトで操作を行います。
タイガーペイはStake:ステーク、、1XBET:ワンバイベット、20BET、Rabona:ラボーナ(入金のみ対応)、BONS Casino:ボンズカジノなどのサイトでご利用いただけます。
⑤タイガーペイから出金
タイガーペイからお手元に出金する際は、国内銀行出金(手数料2%)、仮想通貨出金(手数料1.2%)をご利用ください。最低/最高出金額は以下の通り。
銀行出金 | 1円 | 5,000,000円 |
---|---|---|
仮想通貨 | 0.001ドル | 100,000ドル相当 |
その他の出金条件は「タイガーペイの出金方法」でご確認いただけます。
タイガーペイのサポート評価
タイガーペイはチャット/メールの2種類のサポートが利用できます。
総合評価 | 85点 メールもチャットも同じ方の対応だったので、もしかしたらオペレーターがチャット/メールと兼任されているのかもしれません。繋がりづらさがネック。 |
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レスポンスの早さ | 68点 チャット:接続さえ出来たら返信はとてもスムーズですが、オペレーターを呼び出すまでにbotの選択を進めなければならず、オペレーターに辿り着きづらい印象。メール:17時半に送信し、返信は翌朝9時半でした。チャット/メール両方あるのに使いづらいという印象を抜け出せず「69点」に。 |
対応 | 90点 チャットもメールもどちらも丁寧で「宜しくお願い申し上げます」「分かりづらい説明になってしまい、誠に申し訳ございません」など、ビジネステイストで真面目な文面でした。例を交えて回答いただけたのが分かりやすかったです。 |
日本語でのサポート | 85点 日本語サポートはチャットもメールも平日9時-17時まで。試しに17時過ぎにチャットで英語サポートを選択したら「あなたの居住地はサポートされていません」という内容のメッセージが出て、メールサポートに誘導されました。日本語でのサポート時間は短いものの、海外の方ながらとても流暢な日本語でしたので、お名前を見るまでは日本人だと思っていました。 |
メールサポートへは「support@tiger-pay.com」宛に直接メールを。
チャットサポートは画面右下の「吹き出しマーク」をクリックし「お名前」「メールアドレス」「言語(日本語)」を入力・選択。その後、問い合わせ内容を選び、先にbotが回答します。
botの回答後に「質問に解決しましたか?」の問いが出てくるので「いいえ」→「該当しない」→「オペレーターを希望する」を選んだらチャットサポートに繋がります。