スポーツギャンブルとギャンブル依存症について|当サイトブクサカの見解

ギャンブルがやめられない、何をしていてもギャンブルのことばかり考えてしまう、という人は要注意です。

この記事では、スポーツギャンブルのギャンブル依存症について解説します。

スポーツギャンブルを楽しむ人にとって、ギャンブル依存症という言葉を見るのも聞くのも気分が良いことではないでしょう。

ですが、あなたがギャンブルに依存してしまうリスクを減らすことはとても大切です。プレイヤーが事前に知識を得たり、依存者の体験談を聞いたりすることで、依存することを未然に防ぐことは重要だとブクサカは考えています。

これからギャンブル依存症のメカニズムや実際の事例、予防策などを分かりやすくお伝えしますので、ぜひご一読ください。

「ブクサカ」が考えるスポーツギャンブルについて

ブクサカのサイトトップ画面のスクリーンショット

当メディア「ブクサカ」は、正確で安心できるブックメーカーの情報発信に尽力しています。

その一方でブクサカは、スポーツギャンブルのリスクであるギャンブル依存症について、主催者にはちゃんと伝える社会的責任・使命があると考えています。

まず最初に、「スポーツギャンブルは、あくまで娯楽の一つである」ということをご理解ください。

当サイトも含めた世界中にいるブックメーカーに関わる誰もが、あなた自身の生活を破綻させるほどスポーツギャンブルにのめり込むことなど望んでいません。

スポーツギャンブルはあくまでスポーツ観戦をより楽しむためのスパイスの一つであって、人生の目的であってはなりません。

「ちょっと、やり過ぎちゃったかなぁ」と感じることがあれば、賭けることを少しお休みされてはいかがでしょう。

それでも、「やめられない。どうしても、のめり込んでしまう……」といった場合は、しかるべき専門機関に相談することをお勧めします。

スポーツ観戦は人々に楽しみを与えてくれるものであって、人々の生活を苦境に追いやる元凶であってはならないものです。

本記事でスポーツギャンブルとギャンブル依存症のことを学び、自分のことを冷静にみつめ、どのような対処法をとればよいのかを考えるきっかけにしてもらえれば幸いです。

ギャンブル依存症とは?無意識にのめり込む恐怖の病

ギャンブル依存症は、「日常生活に大きな支障が出ているにもかかわらず、ギャンブルすることをコントロールできない状態」を指します。

症状

ギャンブル依存症の特徴は、次のようなものです。(症状以外のことも項目の中に入っているので、「特徴」という言葉を用いました)

  • ギャンブルをしないと落ち着かない
  • 賭ける額がどんどん増えていく
  • ギャンブルで得るお金をあてにする
  • 負けたお金を取り返すためにギャンブルをする
  • ギャンブルしていることを隠そうとする、嘘をつく
  • 仕事中でもギャンブルのことが頭から離れない
  • 仕事や家事をサボってギャンブルする
  • ギャンブルで家族関係がおかしくなる
  • 人格を落とし、社会的な信用がなくなる
  • 金銭感覚が麻痺する
  • ホームレスになってしまう人も多い

ギャンブル依存症に陥ると、ギャンブルへの意識がコントロールできなくなり、日常生活に支障をきたします。

進行すると、うつ病を併発したり金銭問題を起こして多重債務者になってしまったりすることがあります。

家庭崩壊を引き起こし、犯罪や自殺という最悪な結末を迎えるケースも起きているのが現状です。

参考:依存症対策全国センター

久里浜医療センターの全国調査によると、日本でギャンブル依存症が疑われる人の割合は成人の3.6%で、約320万人に相当することが分かりました。

男女別では男性6.7%、女性0.6%と、男性に依存者が多いのも特徴です。

海外のデータと比較すると、

  • 日本…3.6%
  • オランダ…1.9%
  • フランス…1.2%
  • スイス…1.1%

このように、諸外国に比べてかなり高い数値が出ています。

参考:久里浜医療センター

メカニズムについて

ギャンブルに依存するとギャンブル以外の遊戯や趣味では刺激が得られなくなり、小さな勝ちでは喜びを感じにくくなります。その結果、刺激を求めてより大きな勝負をしたくなります。

さらに依存が進行すると、ギャンブルを連想させるものを見たり聞いたりする度に「ギャンブルしたい」という強い衝動に襲われるようになり、仕事や家事に身が入らない状況になります。

こうして「ギャンブルをやりたい」という欲求だけが頭の中を占めることになり、ギャンブル以外のことを考えない人物になってしまうのです。

進行が進むとレートが低い勝負や少ない回数では満足できなくなり、常に過激なギャンブルを求めて重大な金銭問題を引き起こすようになります。この頃になって、家族が本人の依存に気づくことが多いようです。

しかし、ギャンブルを続けて依存傾向が出てくると、いつしか報酬系は快楽に鈍感になり、「ギャンブルで勝った」という行為に喜びを感じにくくなります。

ギャンブル以外の楽しいと思える行為に対しても反応が鈍くなるため、欲求は満たされません。

さらに依存状態が進むと、ギャンブルを連想させるものを見たり聞いたりした瞬間に「ギャンブルをやりたい」という強い欲求が生まれます。

ただ、ギャンブルという行為自体ではドーパミンが放出されにくくなっているため、欲求は満たされません。

こうして、「ギャンブルをやりたい」という欲求だけがエスカレートしてしまうのです。

参考:久里浜医療センター

ギャンブル依存症を治療したい方へ

ギャンブル依存症に有効な治療法や薬はなく、回復にはかなりの時間と労力を要します。まず「自分はギャンブルに依存している」と自覚し、自らの問題に向き合うことが大切です

まずはギャンブル依存症チェックをしてみましょう

下記のサイトでは、静岡の依存症治療拠点機関「聖明病院」によるギャンブル依存症チェックができます。

選択式なので5分で終わります。スマホ・パソコンのどちらからも利用可能です。

ギャンブル依存症チェック|聖明病院

もしも依存しているという判定が出た場合は、直ちにギャンブルすることをやめ、専門の医療機関を受診することが大切です。もしもあなたが、「ひょっとしたら、依存しているかも!?」と感じられているのなら、今が絶好のタイミングかもしれません。

依存した状態でギャンブルを繰り返すと、日常生活に支障をきたしたり金銭問題を引き起こしたりする可能性が高くなります。

ギャンブルに依存している人の多くは、自分が依存していることに気づいていません。結果として症状を自覚できないまま、ひたすらギャンブルし続けるのが特徴です。

 ギャンブル依存症問題を解決するには

ギャンブル依存症は意志の力だけでは解決できにくいとされているため、適切な治療を受けなければなりません。

ギャンブル依存症問題を解決するには、専門の医療機関を受診し、施設に入所したり自助グループに参加したりするのが一般的な方法です。

治療方法

医療機関への通院】

保健所や精神保健福祉センターに相談し、専門の医療機関で診断を受けましょう。

全国の相談窓口・医療機関を探す|依存症対策全国センター

ギャンブル依存症の治療には、主に認知行動療法が用いられています。

ギャンブルに依存している人は、「賭ければ勝てるはず」といった考え方を身につけてしまった状態にあるため、時間をかけた改善策が必要です。

自分の考え方や行動の癖を認識し、意識的に対処できるよう練習を繰り返して、新しい考え方を習慣化させていきます。

ミーティング参加による解決方法 【自助グループに参加】

自助グループとは、ある障害を持つ人同士が励まし合いながら、さまざまな形で障害から回復していく集団のことです。

本名を名乗る必要はなく、プライバシーは守られます。

GA(ギャンブラーズ・アノニマス)という自助グループは、全国150か所以上で活動が行われています。

ギャマノンは、ギャンブル依存者の家族や友人のための自助グループです。

【支援団体の力を借りる】

自助グループ以外にも、ギャンブル依存症克服支援団体は多くあります。

ギャンブル依存症支援コミュニティをオンライン上で提供する「ギャンブル依存症克服支援サイトSAGS」では、ギャンブル依存症克服のQ&Aの提供・掲示板への参加などの支援が受けられます。

インターネット上のコミュニティであれば、匿名性も保たれるので安心ですね。

施設の力を借りる 【専門施設に入所する】

ギャンブル依存症が進行している場合は、完全にギャンブルと切り離された生活を送るために専門施設に入所するケースも見られます。

ただし、入所してから結果が出るまでに数か月以上を要することもあり、高額な費用と莫大な時間を費やす覚悟が必要です。

この方法は、誘惑を遮断して治療に専念できるというメリットがあります。

治療内容

医療機関では、精神科医師による診察・臨床心理士による心理検査や身体検査などをもとにして、認知行動療法を用いた治療プログラムが行われます。

借金や就労などの生活支援について、精神保健福祉士に相談することも可能です。

治療の目標

  • ギャンブルに対する衝動をコントロールできるようにする
  • 経済的問題の整理
  • 家族関係の修復
  • 再発防止 など

参考:久里浜医療センター

自助グループでは、ミーティングに参加して他のメンバーの体験談を聞きつつ、自身が体験したことについても伝えます。

体験を分かち合うことで孤独の恐怖感をなくし、ギャンブルに再び逃げることを予防できるとされています。

同時に、自分がギャンブル依存症であると自覚できるようになり、周囲からのアドバイスを受け入れられるようになるという効果も期待できます。

メンバーは同じ境遇の人ばかりなので、批判や叱責を受けることはありません。

治療期間

ギャンブル依存症から回復するには、数年かかるとされています。
(決まった期間はありませんが、3年以上の断ギャンブルを経験すると、再発率が極端に下がります。当団体のデータでは、5%以下)

ギャンブル依存症問題を解決する方法はいろいろと存在しますが、一番大切なことは「キッパリとギャンブルすることを諦め、一生やらない覚悟を決めること」です。

その理由として、医学的にも「依存は心の病であり、完治しない。唯一の解決方法は、依存の対象(今回はギャンブル)と一生離れて過ごすことである」とされていることが挙げられます。

なお、ギャンブル依存症は治療により回復したとしても、再びギャンブルを行うことで再発する病気です。数年間ギャンブルから離れていても、元の状態に戻ったり、場合によっては一層ひどい状態に陥ったり(リバウンド)します。

このため、依存した限り、生涯にわたってギャンブルを断つ必要があるのです。

ギャンブル依存症はWHO(国際保健機構)によって、「病的賭博」という名称で正式に認められている「心の病=コントロール障害」です。

ギャンブル依存症患者の体験談|私はこうしてギャンブルにハマった

ここからは、ギャンブル依存症の具体的な事例をお伝えします。

以下で紹介するのは、依存症の回復を支援する「ワンネス財団」のスタッフ、中山英治さんの体験談です。

私がギャンブルを始めたのは、16歳(高校1年生)の頃でした。地元にオートレース場があり、バイクがカッコいいと思う感覚でオートレース場に通うようになりました。

学生時代はお小遣いやバイト代の範囲内で遊んでいましたが、社会人になり自分で自由に使えるお金が増えたことや仕事のストレスで、ギャンブルをする回数が増えました。

その頃に競艇を題材にした漫画を読み、競艇を毎日のように行うようになりました。

当然自分の給与だけでは間に合わず、銀行・消費者金融・闇金、両親や姉、会社の同僚にまでお金を借りるようになり、常に頭の中には返済とギャンブルだけがありました。

自分自身の行動にうんざりして絶望感が常に付きまとっている状況で自殺を考えたこともあります。

そんな状態でもギャンブルをしないと不安な感情に押しつぶされそうになり、最後は勝ち負け関係なくギャンブルをしたい気持ちになっていて、自分ではどうすることも出来ない。

誰も自分のことをわかってくれない。自分はこのまま一生絶望の中で生きていくのかと思っていました。

引用:ワンネス財団|ギャンブル依存を知る

 

スポーツギャンブルによるギャンブル依存症事例

ギャンブル依存症は、「いつ、どこで、誰が」そうなるかわからないと言われています。ここでは、ギャンブルへの依存が原因で破綻してしまった事例を見ていきましょう。

サッカーギャンブルにおける世界の破産事例

サッカー・W杯は試合そのものだけでなく、ギャンブルの対象としても熱狂を呼びます。

中国では、2014年のW杯中のサッカーギャンブルによる借金を理由に、4人が自殺したと伝えられました。

特に若年層はW杯の盛り上がりによる影響を受けやすいです。簡単に利用できるアプリでギャンブルに手を出した若者が、莫大な借金を抱えてしまう事例が後を絶たず、社会問題になりました。

また、サッカーとギャンブルが盛んなベトナムでも、サッカーの大会中には破産による自殺者のニュースが増えます。

2012年の欧州選手権で約5000万円を損し、家や自分の店を失って無一文となりながら、サッカーギャンブルにお金をつぎ込むのをやめられない人もいます。

スポーツギャンブルで身を滅ぼした有名人

ギャンブルへの依存は、金持ちや貧乏人を問わず、誰にでも起こりうる問題です。大金を稼いだ有名人でさえ、簡単に身を滅ぼすことが知られています。

  • マシュー・エザリントン……イングランド出身の元サッカー選手。ドッグレースや競馬などで約2億8000万円を失った。
  • ポール・マーソン……イングランド出身の元サッカー選手。サッカー1試合に約560万円を賭けるほどギャンブルにのめり込んだ。
  • 琴光喜……元力士。現役中、野球賭博問題で解雇された。賭博をめぐり恐喝を受けていたことも判明している。
  • 笠原将生……元野球選手。野球賭博を行い解雇された。同僚選手を引き入れており、賭博を主催する胴元側の立場と認定された。

スポーツギャンブル各社のギャンブル依存症対策の取り組み

ブックメーカー各社は、ギャンブル依存症への対策や注意喚起を行っています。

10Bet Japan

10Bet Japanでは、ギャンブル依存症が疑われる場合にカスタマーサービスへの相談が可能です。

自己排除期間が設けられており、ギャンブルへの問題が発生した際はアカウントを1週間~半年の間停止できます。

WilliamHill -ウィリアムヒル-

WilliamHillでは入金額の上限を設定することができるので、大きな勝負をしたいという欲求をコントロールできない場合に有効です。

半年から5年にわたる自己排除が行われ、自己排除の期間後も問い合わせをしない限りは再度開設できません。

排除の期間中に別のアカウントを作ろうとしても、閉鎖される仕組みとなっています。

Sportsbet.io -スポーツベットアイオー-

Sportsbet.ioではアカウントの一時停止が可能で、申請した場合はいかなる理由があっても期間中の再開はできません。

アカウントの無期限停止も可能です。同じプレイヤーによるアカウントの開設は二度とできません。

スポーツギャンブルをより安全に楽しむために

スポーツギャンブルは娯楽として魅力がありますが、限度を超えてのめり込むとギャンブル依存症に陥る危険があります。

スポーツギャンブルを趣味として長く楽しむためにも、自分でルールを決めてギャンブル依存症を予防しましょう。

スポーツ観戦の一環として楽しむ

まずは、ギャンブルとしてではなく、スポーツ観戦を純粋に楽しむ目的で利用されてはいかがでしょう。

ギャンブルの勝ち負けにとらわれず、ひいきの選手やチームを応援する気持ちで賭けると楽しさは倍増します。

試合を見ながら仲間と盛り上がるのも面白いですよ。

予算の限度額を決める

賭け金額は余裕のある範囲内にとどめましょう。

日常生活に支障が出る金額を使ってしまい、一度借金をしてしまうとずるずると依存に陥る危険性が高いです。

賭けに負けた分の額を取り返そうとして、限度を超えて賭け始めるケースが多いので注意してください。

ギャンブルを隠さない、嘘をつかない

自分がスポーツギャンブルをしていることを家族や友人に隠したり、やっているにもかかわらず「していない」と嘘をついたりするのはやめましょう。

秘密にギャンブルを行うというのは、不健全なことです。なぜなら「秘密が秘密を呼び、ひとたび嘘をつけば、また繰り返さなければならない」という悪循環に陥ってしまうからです。

秘密のギャンブルで失ったお金を秘密のギャンブルで取り戻そうとするのは、終わりのない無限ループといえます。

ギャンブルを隠していたことが発覚すれば、家族や友人を傷付けたり信頼を失ったりすることにもなりかねません。

「勝っても負けても、隠さず笑顔で」というのが、長く楽しむためのコツと言えましょう。

ギャンブル依存症かな?と思ったらまずは受診してみましょう。

ギャンブルに依存すると、欲求がコントロールできなくなり、賭ける回数や金額に歯止めがかからなくなり、借金に手を染めたり社会的な信用を無くしたりといった問題を引き起こしてしまいます。

ギャンブル依存症は、気合や根性など心の力で治せるものではありません。ギャンブル依存症を完治させる薬や治療法はなく、回復には相当な時間が必要です。

依存してしまった人は、たとえ回復しても再度手を染めることによって再発してしまいます。こういった理由から、「依存したら、一生やめ続けなければならない」とされているのです。しかもギャンブル依存症は、「いつ どこで 誰が」そうなってしまうかもわからない心の病なのです。

しかしながらギャンブル依存症は、ほどほどに楽しむことを心がけることで未然に予防することができます。依存する可能性を下げることができる、ともいえましょう。

「毎晩、大酒を飲んで暴れまわらないと、飲んだ気がしない」という人は、本物の酒愛好家でしょうか? きっとあなたなら、既にこの質問の答えを知っておられることと思います。

もしもあなたが、「自分はギャンブル依存症かもしれない」と少しでも感じられたなら、この機会に一度医療機関を受診されるようお勧めいたします。

ドクターはいくつかの質問ののち、明確な答えを出してくれる筈です。そのことによって、依存していることが自覚できたという人も多いです。

あなたが笑顔でスポーツギャンブルを楽しまれるよう、心よりお祈りいたします。

奥井 隆(監修者)
https://fp-osaka.com/

作家、ファイナンシャルプランナー(AFP)、エコショップ経営者 

2004年から依存症ギャンブラーの支援活動を開始し、2014年10月4日に、市民団体ギャンブル依存症克服支援サイトSAGSを創設して代表に就任。幅広く、依存者とその家族を支援している。

ギャンブル依存症に対しては、依存者本人が自ら問題を解決する方法を考案・推奨し、近年は主にフィンテックを利用した金銭管理を提唱している。

相談件数 2,500件以上 相談者数 7,500人以上 支援組織参加人数(通算):およそ7,300人(2018年3月時点)

著書「ギャンブル依存症克服への道」「少年と二人の神」「朝の告白」「キューピッドのリスト」をKindleより出版

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