2021-22シーズンのドイツ・ブンデスリーガの優勝オッズを紹介します。
全34節で行われるシーズンのうち20節までを消化し、大方の予想通りバイエルン・ミュンヘンが首位に君臨。その牙城を崩すクラブが出てくるのか、ブックメーカーのオッズを参考に、展望してみましょう。
執筆・編集 永田淳(ブクサカ編集部)
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圧倒的な力は優勝オッズ通り…ブンデスリーガの絶対王者が10連覇へ突き進む
引用オッズはすべてウィリアムヒル社発表のもので、優勝オッズは日本時間2022年2月1日時点のものをご紹介しています。
優勝オッズ | 開幕前オッズ | ||
1 | バイエルン・ミュンヘン | 1.02倍 | 1.17倍 |
2 | ボルシア・ドルトムント | 15.00倍 | 8.00倍 |
3 | レバークーゼン | 201.00倍 | 81.00倍 |
4 | RBライプツィヒ | 251.00倍 | 13.00倍 |
5 | フラブルク | 501.00倍 | 501.00倍 |
6 | ホッフェンハイム | 501.00倍 | 251.00倍 |
7 | アイントラハト・フランクフルト | 751.00倍 | 101.00倍 |
8 | 1.FCウニオン・ベルリン | 751.00倍 | 251.00倍 |
2012-13シーズンから9連覇中のバイエルン・ミュンヘンの強さは、若き知性派指導者として名高いユリアン・ナーゲルスマン監督が新指揮官に就任した今季も変わらず、ここまで16勝1分け3敗と安定した戦いぶりを披露。
積み上げた勝点69は、同63で2位のボルシア・ドルトムントに2ゲーム差、3位のレバークーゼンに14ポイント差に開くまでになっています。
リーグ最多の65得点と同時に、リーグ最少の10失点と攻守に圧倒的な力を発揮しており、得失点差でも2位ドルトムントの+21から倍以上となる+46という驚異的な数字を残しています。
1.02倍という優勝オッズも、その図抜けた強さを表したものになっています。
コロナウィルスの影響や負傷によるアルフォンソ・デイヴィスやレオン・ゴレツカらの離脱があるとはいえ、20試合で23得点を挙げて当然のように得点ランキング首位を走るロベルト・レヴァンドフスキ以外にも、セルジュ・ニャブリが10ゴール、レロイ・サネ、トーマス・ミュラーがそれぞれ6ゴールを決めている攻撃陣は好調で、このチームが今後大きく崩れるというのは考えにくい。
むしろナーゲルスマン監督の指導の浸透、采配の確実性が増すことにより、今まで以上に2位以下との差を広げる可能性も高いのではないでしょうか。
打倒バイエルン、唯一の可能性はドルトムント?
現在3位のレバークーゼンが201.00倍、期待されながらも現在6位にとどまるライプツィヒも251.00倍と逆転優勝への期待度が低い中、15.00倍とベットに勝てる可能性を感じられる評価をされているのが、ドルトムントです。
マルコ・ローゼ監督が新指揮官となって迎えた今季これまでは、無失点で終えた試合が3試合しかなく、20試合で31失点を喫している守備陣は気がかりではありますが、ドルトムントには若き至宝たちが存在し、それがオッズにも影響を与えていると見受けられます。
前半戦に離脱していたアーリング・ハーランドが戻り、中盤でチームの中心的な役割を担っているジュード・ベリンガムが継続して出場することが必要にはなりますが、彼ら以外にも若手スターの多いだけに、短期間でも爆発的な成長の可能性はあるでしょう。
もうひとつの注目となるトップ4争い
バイエルン独走の可能性が高いと思われるブンデスリーガにおいても注目したいのが、UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得となる4位以内でシーズンを終えるクラブです。
日本時間2月1日時点での「トップ4で終了」オッズ、勝点と順位は以下の通り。
トップ4終了オッズ | |
レバークーゼン | 1.53倍 |
RBライプツィヒ | 1.57倍 |
1.FCウニオン・ベルリン | 3.75倍 |
ホッフェンハイム | 4.00倍 |
フライブルク | 5.00倍 |
マインツ05 | 17.00倍 |
1.FCケルン | 19.00倍 |
アイントラハト・フランクフルト | 21.00倍 |
ボルシア・メンヒェングラートバッハ | 51.00倍 |
VfLヴォスフスブルク | 101.00倍 |
ヘルタ・ベルリン | 101.00倍 |
バイエルンとドルトムントは当確視されており、オッズリストに名前はありません。現在3位のレバークーゼンと6位のライプツィヒは、低オッズが示す通り4位以内の本命と見られています。
注目は5.00倍のフライブルクです。シーズン前の優勝オッズが501.00倍だったことからもわかるように、周囲の予想を良い意味で裏切るパフォーマンスを見せており、現在5位。
23失点は首位バイエルンに次ぐ2位タイの少なさで、セービングと足技に定評のあるGKマルク・フレッケンに、フィリップ・ラインハート、ニコ・シュロッターベックのDFコンビは現地での評価を大きく上げているようです。
強固なディフェンスは今後も続くと見られ、かつて浦和レッズでも監督を務めたフォルカー・フィンケが指揮を執って3位に輝いた1994−95シーズン以来となるトップ4も非現実的なものではないでしょう。
日本人選手が多く、応援ベットが楽しめるのもブンデスリーガの魅力
ブンデスリーガは、日本人選手も多くプレーしているので、日本のファンにとって特に見どころの多いリーグでもあります。
日本代表でも主軸として戦う遠藤航と、今季に入ってからチャンスを得て定位置を掴んだ伊藤洋輝がプレーするシュツットガルト、鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルト、原口元気のハードなプレーが上位キープにもつながっているウニオン・ベルリンのゲームを楽しみにしている方も多いでしょう。
他にも忘れてはいけないのが、アルミニア・ビーレフェルトです。このクラブに所属している奥川雅也は、前半戦に連続ゴールを決めて欠かせない存在になっており、日本代表招集への期待の声も高まっています。
日本人選手が所属していることでブンデスリーガに興味を持った方には、優勝オッズへのベット以外にも、選手が所属するクラブへの応援の気持ちで賭けてみるのもおすすめです。応援の気持ちが高まり、試合観戦をより楽しいものにしてくれるはずです。
執筆・編集 永田淳(ブクサカ編集部)