「ウィリアムヒル(WilliamHILL)で遊びたいけれど、日本から利用するのは違法なの?」 そのような疑問を持っている方も多いはずです。
この記事では、ウィリアムヒルを日本から利用する際の法的リスクや安全性について、詳しく解説します。
逮捕のリスクがあるのか、どのようにして安全に楽しむことができるのか、具体的なポイントを分かりやすくお伝えします。
ウィリアムヒル(WilliamHILL)は違法か合法か?
ウィリアムヒルは、イギリスに本社を置く大手のオンラインギャンブル企業で、イギリスやアメリカ、オーストラリアなどで適切なライセンスを取得し、合法的に運営しています。
しかし、日本国内では、競馬、競輪、宝くじ、totoなど国が認可した公営ギャンブルのみが合法とされ、ブックメーカーは認可されていません。
日本での海外ブックメーカー利用については、法律の解釈が分かれており、違法性が明確に規定されているわけではありません。
日本の法律で海外の合法ライセンスで運営されているブックメーカー本体を摘発することはできませんが、利用にはリスクが伴うため、自己責任での判断が必要です。
実際に、ブクサカ編集部がウィリアムヒルに「ウィリアムヒルを日本から利用することの違法性、合法性についてどういう認識でいるか。また、ユーザーが注意すべきこと、認識しておくべきリスク、トラブルに巻き込まれないための自己防衛策について教えてほしい」と問い合わせてみました。
回答は「ウィリアムヒルのサイトは日本でアクセス可能です。日本に居住されている場合、ウィリアムヒルにアカウントを作成できます。しかし、日本のギャンブル規制に関する詳細については、全ての情報を提供することができません。Googleで検索するか、地元の政府機関にお問い合わせいただければと思います。」と得られました。
上記の回答から、日本でウィリアムヒルのアカウントを作成し、アクセスすること自体は可能ですが、サービスの利用に関しては、ユーザー自身で地元の政府機関などに確認する必要があります。
日本からの利用で賭博罪に問われる可能性は?
結論から言うと、日本国内からオンラインカジノやブックメーカーにアクセスしてお金を賭けることは、賭博罪に問われる可能性があります。
しかし、数十万人規模のブックメーカーユーザーがいるにも関わらず、日本国内でブックメーカー利用者が逮捕されたり、有罪判決が出た事例はありません。
最近では、オンラインカジノ関連で逮捕者が出るなど、規制が強化されています。
海外のオンラインカジノで常習的に賭博をした罪に問われている自称ユーチューバーの男は、9日に開かれた初公判で起訴内容を認めました。
岐阜県養老町の自称ユーチューバー・石川翔多朗被告(32)は、一昨年5月ごろから去年4月にかけ、海外のオンラインカジノにアクセスし、スロットやルーレットなどで常習的に賭博をした罪に問われています。
引用元:東海テレビ|賭ける様子を動画配信…海外のオンラインカジノで常習的に賭博した罪 自称YouTuberの男が起訴内容認める
しかし、ブックメーカーについては、今後逮捕者が出るような事態に発展するかどうかは不明です。
それでも、日本からオンラインカジノやブックメーカーにアクセスしてお金を賭けると、賭博罪に問われる可能性があることは理解しておくべきです。
裁判事例がない曖昧な法解釈を解説
日本でのブックメーカーやオンラインカジノの法的地位は曖昧であり、賭博罪に問われる可能性がありますが、具体的な裁判事例は存在しません。
賭博罪が適用されるのは、以下の2者が日本国内に存在する場合のみです。
- 賭博を提供する人
- 賭博に参加する人
つまり、国内で違法な賭博提供者と賭けの参加者が揃った場合に違法性が成立します。
海外のブックメーカーは、自国の法律で認可を受けた合法な企業のサービスであり、日本の法律で本体を摘発することはできません。日本で摘発されるのは、国内で賭博に参加している常習賭博者です。
賭博罪の解釈に関しては、賭博提供者を摘発できないのに賭博参加者のみを摘発するのは不公平だという意見もあり、専門家の間でも意見が分かれています。
カジノが合法の国であれば胴元は処罰されません。また、海外で日本人が店舗にあるカジノをしても違法ではありません。にもかかわらず、オンラインカジノの日本人利用者に限って違法として処罰するのは不適切とも考えられます。
日本がブックメーカーの利用を制限したい場合は、オンライン賭博を禁止する法律を制定するか、国内からのアクセスをブロックする方法があります。
たとえば、ウィリアムヒルなどのブックメーカーは、オンライン賭博を禁止している国ではサービスを提供せず、アクセスやアカウント登録を制限しています。
ブックメーカー運営会社は、各国の法律に従ってサービスを提供しており、日本の法律に反する行為は行っていません。ウィリアムヒルの担当者に直接、「違法性について」当サイトで確認したところ、以下の回答を頂きました。
ウィリアムヒルは英国企業なので英国の法律を守って運営しております。もし万に一つウィリアムヒルが日本の警察や裁判所に顧客情報を出すことを求められても、それに応じず拒否することになります。
このように、現状の法的枠組みでは、海外のブックメーカーの利用に関する規制が難しいため、利用者は自己責任での行動が求められると言えるでしょう。
ウィリアムヒル(WilliamHILL)の安全性について
ウィリアムヒルなどの大手ブックメーカーは業界での長い歴史と実績を持ち、ライセンス取得には厳しい審査があるため、法律に従った合法的なサービスを提供しています。
そのため、信頼性が高く、国際的な規制機関や監査機関によって定期的に監査され、その透明性と遵法性が確認されています。
また、顧客情報の保護や公正な賭博環境の提供にも力を入れ、顧客の信頼を得るために努めています。こうした取り組みにより、大手ブックメーカーは高い安全性を誇っています。
ウィリアムヒルもその一つであり、長年にわたり信頼性の高いサービスを提供し続けています。
長い歴史と実績
ウィリアムヒルは、1934年に設立されたイギリスの老舗ブックメーカーで、長い歴史と確かな実績を誇ります。
設立から約90年近くにわたり、スポーツベッティング業界での信頼を築き上げてきました。ウィリアムヒルは、英国及び国際的な規制に準拠して運営されており、様々な国で適切なライセンスを取得しています。
特に、イギリスのギャンブル委員会(UK Gambling Commission)やマルタゲーミング委員会(Malta Gaming Authority)などの厳格な規制機関からのライセンスを取得しており、その運営の安全性と透明性が保証されています。
また、ウィリアムヒルはその長い歴史の中で、多くの業界賞を受賞しており、信頼性と安定性の象徴とされています。
企業の規模
ウィリアムヒルは、イギリスのロンドン中心部、大英博物館近くの一流ビジネス街に本社を構えています。ブクサカ編集部も一度訪れたことがありますが、伝統的な外資系スポーツ系企業の風格を持ち、業界のリーダーとしての信頼性を感じさせます。
また、イギリス国内外に数千店舗を展開し、街中には頻繁にウィリアムヒルの実店舗を見かけることができます。
ウィリアムヒルは本場英国で確かな運営基盤を築いており、その信頼性は業界内でも高く評価されています。
信頼性が不確かなブックメーカーではよく見られる、突然のアカウント閉鎖や資金没収といった一方的で理不尽な措置は、ウィリアムヒルには存在しません。
豊富なスポンサーシップ実績
ウィリアムヒルは、チェルシーやトッテナム・ホットスパーなどのイングランド・プレミアリーグのクラブチームや、元日本代表の岡崎慎司が所属していたスペインのマラガでもスポンサーを務めていました。
また、スコットランド・プロフェッショナル・フットボール・リーグ(SPFL)との間で、2024/25シーズンから5年間のタイトルスポンサーシップ契約を結んでおり、これらの実績が信頼の証となっています。
◆ウィリアムヒルとSPFLが画期的なタイトルスポンサー契約を締結
ウィリアムヒル(WilliamHILL)を安全に楽しむには
ウィリアムヒルでのスポーツベッティングを安全に楽しむためには、以下の重要な点を心に留めておくことが必要です。最後は自分自身で自分の身を守るしかないということを意識してください。
- 運営が安定している大手サイトを利用する
- 個人情報(住所、氏名、電話番号、決済情報)をネット上にアップしない
- 顔出しをしない
- ベッティング明細のスクショアップは極力控える
- スクショをアップするならアカウントIDは必ず伏せる
- 決済サービスも含めて運営拠点が海外にあるサイトを使う
- 警察を挑発しない
これらの点に注意しながら、リスクを最小限に抑えてスポーツベッティングを楽しむことが重要です。