2024年6月~7月にドイツで開催されるサッカー欧州選手権、EURO2024(ユーロ2024)の優勝オッズ、その他各種オッズをご紹介します。大会開幕の4日前となる2024年6月10日時点のオッズとなります。
また「EURO/ユーロ2024に賭ける方法|海外ブックメーカーのやり方」では今大会のベッティング情報や、日程・視聴方などの大会情報をまとめておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
海外ブックメーカー発表!EURO/ユーロ2024 優勝オッズ
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本大会出場は全24ヶ国が既に決定済み。優勝オッズは2024年6月10日時点のものです。
国名 | 優勝オッズ |
---|---|
イングランド | 4.50倍 |
フランス | 5.00倍 |
ドイツ | 6.50倍 |
ポルトガル | 8.00倍 |
スペイン | 9.00倍 |
オランダ | 17.00倍 |
イタリア | 19.00倍 |
ベルギー | 21.00倍 |
クロアチア | 41.00倍 |
デンマーク | 〃 |
上位10位 | |
トルコ | 51.00倍 |
ハンガリー | 81.00倍 |
セルビア | 〃 |
オーストリア | 〃 |
スイス | 〃 |
ポーランド | 101.00倍 |
スコットランド | 〃 |
ウクライナ | 〃 |
ルーマニア | 126.00倍 |
チェコ | 151.00倍 |
上位20位 | |
スロベニア | 251.00倍 |
アルバニア | 301.00倍 |
ジョージア | 501.00倍 |
スロバキア | 〃 |
優勝オッズを見ると、開催国ドイツ、ワールドカップ準優勝のフランス、前回準優勝国イングランドの3ヶ国を中心に優勝争いが展開され、そこにスペイン、ポルトガルが絡む展開。
ここ10年ほど黄金期を迎えていたベルギーはオッズ8番手、前回王者イタリアが7番手、オランダが6番手におり、この3ヶ国は世代交代を上手く進めて退会好成績に結びつけられるか?このあたりが今大会のざっくりとたパワーバランスとなります。
不振にあえぐ開催国ドイツ
ユーロ2024開催国のドイツ代表の調子はふるいません。日本に敗れてグループ敗退となったカタールW杯は記憶に新しいですが、ドイツは過去2大会連続でグループリーグ敗退中で、ユーロでも前回大会はイングランドに敗れてベスト16敗退。
直近3大会のメジャー大会でベスト8以上が一つもないという歴史上稀に見る大不振です。カタールW杯からフリック監督が続投するも、日本戦での大惨敗により解任。ナーゲルスマン新体制で本大会に挑みます。
ワールドカップ準優勝、黄金期真っ只中のフランス
フランスの直近8年間のメジャー大会の戦績がこちら。
- ユーロ2016:準優勝(自国開催)
- 2018年ロシアW杯:優勝
- ユーロ2020(2021年):ベスト16
- 2022年カタールW杯:準優勝
2021年に行われたユーロ2020だけベスト16ですが、それ以外の3大会は全て決勝進出(ファイナリスト)。前回大会のユーロは決勝トーナメント1回戦でスイスと対戦し、3-3の末にPK戦で敗退しました。
フランスは今大会の優勝候補です。メンバーはまさに豪華絢爛、有り余る人材をデシャン監督がうまくコントロールし、安定した成績で今大会も優勝を目指します。
唯一の不安があるとすれば、自己主張が強い選手が多い中で、選手同士のいざこざやチーム内のトラブル、ピッチ外の話題からのチーム分断が起きないかどうか。
ヴァランは代表を引退しましたしが、カマビンガ、チュアメニといった新世代も台頭。デシャンは過去の実績に関わらず世代交代がどんどん進めますので、代表入りへの競争率はは半端ではありません。
大会に挑む最終メンバーがこちら。どれだけ選手が揃っているんだというぐらい、選手層が厚い。。
▽GK
アルフォンス・アレオラ(ウエスト・ハム)
マイク・メニャン(ミラン)
ブリス・サンバ(RCランス)
▽DF
ジュール・クンデ(バルセロナ)
ジョナタン・クラウス(マルセイユ)
バンジャマン・パバール(インテル)
イブラヒマ・コナテ(リバプール)
ウィリアン・サリバ(アーセナル)
ダヨ・ウパメカノ(バイエルン)
テオ・エルナンデス(ミラン)
フェルラン・メンディ(R・マドリー)
▽MF
エドゥアルド・カマビンガ(R・マドリー)
ユスフ・フォファナ(モナコ)
アドリアン・ラビオ(ユベントス)
ウォーレン・ザイール・エメリ(パリSG)
オーレリアン・チュアメニ(R・マドリー)
アントワーヌ・グリーズマン(A・マドリー)
エンゴロ・カンテ(アルイテハド)
▽FW
ブラッドリー・バルコラ(パリSG)
ウスマン・デンベレ(パリSG)
オリビエ・ジルー(ミラン)
ランダル・コロ・ムアニ(パリSG)
キリアン・ムバッペ(パリSG)
マルクス・テュラム(インテル)
キングスレイ・コマン(バイエルン)
とにかくフランスは選手同士のトラブルでチームがバラバラになることが多いので、そこをデシャン監督がどれだけコントロールできるかが鍵を握ります。
1966年W杯以来のメジャー大会制覇なるか?イングランド
前回大会のユーロでは自国での決勝を戦い、イタリア相手にPK戦で涙をのみました。ワールドカップではロシア大会で4位、カタール大会でベスト8(フランスに敗退)とまずますの戦績です。
過去イングランドは大きな期待を寄せられながら、なかなかベスト8の壁を突破できない時期が続きましたが、サウスゲート監督就任以降、その流れを完全に断ち切りました。
ただ「あれだけのメンバーを揃えても、試合はなぜか糞サッカー」という状態だけは続いており、代表への期待とは裏腹に、現実主義の退屈なサッカーになる点だけファンとしての不満が残るところ。
ハリー・ケインも全盛期を迎え、現実的に優勝を狙える位置にいるイングランド。1966年以来のメジャータイトル獲得はなるでしょうか。
筆者は2023年11月にウェンブリー・スタジアムで行われたEURO予選のイングランド×マルタ戦を現地観戦しましたが、そのときはチーム状況が非常に悪く、とても優勝を争えるチームだとは思えませんでした。
ただサウスゲート監督はラッシュフォード、グリーリッシュ、マグワイアら実績のある選手を外す決断を下しましたので、適切な競争原理が働いてチームが軌道に乗ることを祈るばかり。