【小澤一郎】22-23 ラ・リーガ優勝オッズと展望予想|海外ブックメーカー発表

【小澤一郎】22-23 ラ・リーガ優勝オッズと展望予想|海外ブックメーカー発表優勝予想オッズ

2022-23シーズンのスペイン・ラ・リーガは、全38節のうちレアル・マドリードとエルチェ以外のチームが第21節までを消化しています。優勝、トップ4、残留争いはどう展開していくのか、注目の後半戦に向けてサッカージャーナリストの小澤一郎氏に展望してもらいました。

小澤一郎

1977年、京都府生まれ。サッカージャーナリスト。早稲田大学教育学部卒業後、社会人経験を経て渡西。バレンシアで5年間活動し、2010年に帰国。日本とスペインで育成年代の指導経験あり。ラ・リーガ解説、La Liga Freaks(DAZN)、Foot!(J SPORTS)の出演。著書17冊(訳構成書含む)。二児の父・パパコーチ。YouTube「Periodista」チャンネル運営。(株)アレナトーレ所属。

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海外ブックメーカー発表/ラ・リーガ優勝オッズ

WilliamHill(ウィリアムヒル)のロゴ

イギリス大手スポーツブックメーカー、ウィリアムヒル社から発表されているラ・リーガの優勝オッズがこちらです。

オッズ順チーム名優勝オッズ開幕時オッズ
1バルセロナ1.08倍2.37倍
2レアル・マドリード6.00倍2.10倍
3レアル・ソシエダ126.00倍67.00倍
4アトレティコ・マドリード151.00倍6.00倍

※オッズは2023年2月14日時点のWilliamHill公式サイト(リーガ・エスパニョーラ – 優勝 2022/23)から引用

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開幕前の夏に度重なるレバーを引いたバルセロナがレヴァンドフスキを筆頭に大型補強を敢行して迎えた今季のラ・リーガですが、順位以上にバルセロナとレアル・マドリードの二強による優勝争いが明確になった前半戦となりました。

 

バルセロナかレアル・マドリードか。二強が抜け出した優勝争い

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昨季は2位バルセロナに勝点13もの大差をつけての独走優勝を飾ったレアル・マドリードですが、夏は土壇場でエムバペ(PSG)の獲得を逃しカゼミーロ(マンチェスター・U)も急な移籍で放出。ただ、リュディガー、チュアメニの獲得で中盤の若返りと守備強化を果たしました。

レアル・マドリードの堅実補強に比べ、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、クンデ、クリステンセン、ケシエ、マルコス・アロンソら即戦力を6選手も補強したバルセロナは開幕戦こそホームでラージョ相手に引き分けたものの、その後はリーグ戦7連勝を飾り、満を持して前半戦のエル・クラシコを迎えました。

その結果は周知の通り、レアル・マドリードがホームで3-1の勝利。バルサは序盤のチャンピオンズリーグでもバイエルンやインテルに敗れ、結果として2年連続でグループステージ敗退となりました。

エル・クラシコを機にレアル・マドリードが一気にバルサを引き離しにかかるかと思いきや、開幕直後のベンゼマの怪我が長引いた上にカタールW杯のブレイクが入ったことでラ・リーガ前半戦の二強の優勝争いは一旦中断。両チーム共にW杯出場選手を多く輩出していただけにW杯中断明けの主力選手の怪我やコンディション不良が懸念されましたが、これは明暗が分かれる形となりました。

 

W杯後に息を吹き返したバルセロナ

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12月末のラ・リーガ再開以降、一気に調子の波に乗ったのがバルサで、逆に主力選手の不良が目立ったのがレアル・マドリード。そして年明けにはサウジアラビア開催でのスーペルコパ(スペイン・スーパーカップ)があり、決勝でエル・クラシコが実現すると今度はバルサが素晴らしい内容で3-1の快勝を飾ります。

単なる1試合以上の重みがあるエル・クラシコに敗れたことでレアル・マドリード周辺の空気は重くなり、「クリシス(クライシス)」のワードが飛び交うようになりました。

対するバルサはチャビ監督が決勝で使ったガビを4-3-3の左ウイングに配置する、実質中盤が4選手(ブスケツ、フレンキ―・デ・ヨング、ペドリ、ガビ)になる「偽ウイング・システム」が機能するようになり連勝街道を突き進みます。

バルサも年末から年明け以降はレヴァンドフスキの3試合出場停止処分もあり得点力不足に悩まされましたが、そこを支えたのがクリステンセン、アラウーホ、クンデを中心とするDF陣と守護神テア・シュテーゲン。W杯中断明け以降のバルサは1-0で手堅く勝ち切るパターンを手に入れました。

中でも戦術的に良くなったのが中盤4選手の新システムにおける保持での安定したポゼッションと非保持での即時奪還です。

敵陣で4局面を回せるようになり、相手がロングボールを使ってカウンターを狙ったとしても対人能力の高いCB陣でうまく処理してしまう圧巻のサッカーで、バルサは結果として「冬の王者」として前半戦を首位で折り返すことになりました。

後半戦開始直後の第20節でレアル・マドリードがマジョルカに敗れたことから、原稿執筆(第21節終了。レアルはクラブW杯のため未消化)時点で2位レアル・マドリードに11もの勝点差をつけることに成功しています。

優勝オッズを見ても、二強とそれ以外のオトラ(その他)勢に大きすぎる差があるのはすでに説明した通りです。アトレティコ・マドリードへの少しの期待はあったものの、今季は開幕前から二強による優勝争いが既成事実化しているシーズンで前半戦はその通りの内容、順位、勝点差となっています。

その上で、現時点では勝点差11をつけて首位をひた走るバルセロナが圧倒的に有利であるため、1.08倍という低倍率もうなずけます。勝点差を大きく開けられているとはいえ、後半戦の試合数がたっぷり残っている現状、レアル・マドリードの逆転の可能性はあります。

加えて、常勝を求められる二強は、1試合を落とすだけで一気に周囲のメディアがうるさくなるだけに、6.00倍のオッズであればレアル・マドリードの逆転優勝に賭けてみる価値はあるでしょう。

 

トップ4で終了オッズ/来季のUCL出場権を獲得するのは?

トップ4で終了オッズは、以下となります。

オッズ順チーム名オッズ
1レアル・ソシエダ1.14倍
2アトレティコ・マドリード1.17倍
3アスレティック・ビルバオ4.50倍
4ビジャレアル6.50倍
5ベティス8.50倍
6ラージョ・バジェカーノ15.00倍
7オサスナ41.00倍
8マジョルカ81.00倍
9セビージャ126.00倍
10セルタ151.00倍
11バレンシア201.00倍
12バジャドリード251.00倍
ジローナ251.00倍
14カディス301.00倍
エスパニョール301.00倍
16アルメリア501.00倍
ヘタフェ501.00倍
18エルチェ1001.00倍

※オッズは2023年2月14日時点のWilliamHill公式サイト(リーガ・エスパニョーラ – トップ4で終了)から引用

続いて来季チャンピオンズリーグ出場権を獲得できるトップ4争いですが、前半戦は久保建英所属のレアル・ソシエダが3位と健闘しました。

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年明け以降怪我人が多発している中でもチームのパフォーマンスを大きく落としていません。R.ナバーロ、パブロ・マリンといった下部組織出身の若手選手の台頭もあるだけに実力的には十分トップ4入りできるチームに進化を遂げています。それゆえに、アトレティコ・マドリードより上の低倍率になっています。

実力的にはアトレティコのチャンピオンズリーグ圏内獲得も堅いことから、ビジャレアルの6.50倍は可能性の割には低倍率に映ります。今季のビジャレアルはW杯前にウナイ・エメリ監督がアストン・ヴィラに引き抜かれてしまい、キケ・セティエン監督が就任。年明けには素晴らしいレアル・マドリードに金星をあげるも攻撃的なシステムと人選のためカウンターに弱く取りこぼしも多い。そのため、上位相手に金星を挙げながら格下に敗れるような不安定な後半戦を過ごすと予想しています。

8.50倍のベティスや4.50倍のアスレティック・ビルバオにもトップ4入りの可能性はありますが、かなり低い可能性と言わざるを得ません。

ベティスに至っては冬に主力の左SBアレックス・モレーノをアストン・ヴィラに引き抜かれてしまい、ブラジル人の若手アブネルを獲得したとはいえ戦力的にはダウンしています。

 

降格オッズ/残留争いは最後の最後まで目が離せない

降格オッズは、以下となります。

オッズ順チーム名オッズ
1エルチェ1.00倍
2ヘタフェ2.00倍
3カディス2.10倍
4アルメリア2.50倍
5エスパニョール3.25倍
6バジャドリード4.00倍
7バレンシア6.50倍
8ジローナ9.00倍
9セルタ11.00倍
10セビージャ15.00倍
11マジョルカ23.00倍
12オサスナ51.00倍
13ラージョ・バジェカーノ81.00倍
14アスレティック・ビルバオ251.00倍
15ビジャレアル401.00倍
16ベティス501.00倍

※オッズは2023年2月14日時点のWilliamHill公式サイト(リーガ・エスパニョーラ – 降格 2022/23)から引用

続いて残留争いですが、前半戦19試合で一度も勝ちがなかった最下位エルチェの降格は堅いでしょう。オッズも1.00倍となっています。しかし、後半戦が始まった直後の第20節ビジャレアル戦で今季初勝利をおさめています。

冬の移籍市場では上位陣よりも降格争いをする下位陣が積極的な補強で戦力アップを図っており、後半戦の残留争いはそのエルチェも含めて最後まで熾烈を極めるでしょう。

 

クラブ状況が悪いバレンシア、ヘタフェは今後も厳しい戦いに

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前半戦のボトムハーフで唯一補強を行なわなかったバレンシアは大穴的存在になりえるチームです。1月に動かなかったことでガットゥーゾ監督の堪忍袋の緒が切れ、2月上旬に双方合意の形で指揮官を退任。ボロが8度目の暫定監督を務めることになりましたがピーター・リム体制下でのバレンシアでも今季は一番クラブとチームを取り巻く状況が悪く見えます。

ヘタフェもキケ・フローレス監督の解任間近でキケ監督自身が会見でフロントからのプレッシャーに苦言を呈する末期状態。ただ、下位勢は監督交代によってチームが浮上のきっかけをつかむこともあるだけに、現時点での悪いチーム状態が終盤まで続くことは基本的にありません。

 

得点王争いも二強のエースが競うことに

最多得点者(得点王)オッズは、以下となっています。

オッズ順選手名得点数オッズ
1ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)14点1.10倍
2カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)9点8.00倍
3ホセル(エスパニョール)11点17.00倍
4イアゴ・アスパス(セルタ)9点41.00倍
アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)7点41.00倍
6ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)7点67.00倍
ボルハ・イグレシアス(ベティス)9点67.00倍
8アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)6点101.00倍
ベダト・ムリキ(マジョルカ)8点101.00倍
10ユセフ・エン=ネシリ(セビージャ)3点151.00倍
11ジェラール・モレノ(ビジャレアル)5点251.00倍

※オッズは2023年2月14日時点のWilliamHill公式サイトから引用

「ピチーチ」こと最多得点者については前半戦に3試合の出場停止がありながらも14ゴールの固め打ちをしたレヴァンドフスキがやはり圧倒的に有利な状況です。バルサのチーム状態も良いだけに、後半戦も順調に数字を伸ばすでしょう。

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前半戦は中堅クラブ所属のホセル(エスパニョール)、イアゴ・アスパス(セルタ)、ボルハ・イグレシアス(ベティス)などスペイン人ストライカーが数字を伸ばし、怪我もあって昨季のピチーチでバロンドーラーのベンゼマのゴール数が少なくなりました。ただ、後半戦に向けたレヴァンドフスキの対抗馬的存在はやはりベンゼマになるでしょう。

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原稿執筆時点で二人の得点差が「5」あるだけに後半戦にベンゼマがレヴァンドフスキを追い抜く形でピチーチを獲得する可能性は低いと見ますが、これもチームの状態次第。後半戦にレアル・マドリードがバルセロナに食らいつき、逆転優勝の流れを掴むようなら必ずやベンゼマが得点を量産するはずです。

優勝争いが二強に絞られているようにピチーチ争いも二強のエースに絞られていると言えるだけに、やはり後半戦のラ・リーガは前半戦以上にバルセロナとレアル・マドリードの二強を中心に見ていく楽しみ方になるでしょう。

小澤一郎

1977年、京都府生まれ。サッカージャーナリスト。早稲田大学教育学部卒業後、社会人経験を経て渡西。バレンシアで5年間活動し、2010年に帰国。日本とスペインで育成年代の指導経験あり。ラ・リーガ解説、La Liga Freaks(DAZN)、Foot!(J SPORTS)の出演。著書17冊(訳構成書含む)。二児の父・パパコーチ。YouTube「Periodista」チャンネル運営。(株)アレナトーレ所属。

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