ステークカジノ（Stake）ではユーザー同士でチップを送り合える機能を利用できます。チップ配布は他のブックメーカーにはないユニークな機能です。
チップ機能を活用すれば、ユーザー同士のコミュニケーションが生まれ、有益な情報が得られるかもしれません。また、本記事ではチップの送り方や受け取り方に加えて、チップ機能の利用条件や注意点、レイン（投げ銭）機能についてもご紹介します。
ステークカジノ（Stake）のチップ機能とは
ステークカジノのチップは、ユーザー間でお金が送り合える他のブックメーカーにないユニークな機能です。チップはユーザー同士の情報交換に対するお礼として使われています。ご自身のウォレットで使用している通貨をチップとして他のユーザーへ送金可能です。
しかし2024年5月以降、新規ユーザーはチップの送付機能が利用できなくなりました。受け取りは全ユーザー利用可能ですが、新規ユーザーはチップを送付することができません。
ステークカジノ（Stake）｜チップの送り方
チップ配布ができる一部のユーザーは、以下の手順で送付できます。
- 画面上部「ウォレット」を開く
- 「チップ」を選択
- 「名前（宛先）」と「金額」を入力
2024年5月以降、新規ユーザーにチップ機能が制限されており、これまでに機能を利用していたユーザー以外はチップ送付ができなくなりました。
ステークカジノ（Stake）｜チップの受け取り方
チップを受け取るには、送ってもらうユーザーへ自分のIDを知らせる必要があります。ご自身のユーザーIDは以下の手順から確認できます。
- 「プロフィール」を選択
- 「統計」をクリック
- アカウント名（ID）を確認
チップの受け取りに特に必要なものはありませんが、この機会に自分のユーザーIDの確認方法をチェックしておきましょう。
チップ配布ができなくなった背景と理由
2024年5月のアップデートにより、新規ユーザーに対してチップの送付機能が制限されました。ステークカジノがチップを廃止したのは、日本で仮想通貨の不正換金を行って未成年にチップを送っていたグループが一斉逮捕された事件が背景にあります。
未成年はカジノへの入出金が禁止されているため、PayPayなどのオンライン決済を利用して、不正に決済を代行する業者が現れました。その際に、カジノユーザー同士でチップが送り合える機能が不本意にも悪用されてしまいました。
ステークカジノのチップ悪用事例
- PayPayで資金を購入
- チップ機能を使って、未成年のアカウントへ送付
- 賞金をチップ機能で送付し現金化してもらう
ステーカジノは意図せずとも未成年にプレイできる環境を与えたこと、その盲点をついた悪質なユーザーが出現したことで、チップ機能を停止したと考えられます。
チップ機能について｜元カジノ運営スタッフによる考察
匿名のユーザー同士で資金の移動ができるチップ機能は、マネーロンダリングや詐欺行為の場として利用されるリスクも伴います。現在は、新規ユーザーへチップの送付が制限されたものの、既存ユーザーは引き続き資金の移動が可能です。
ステークカジノはチップ機能の利用条件として「本人確認の実施」と「500ドル以上のベット履歴のあるユーザー」に制限していました。ただ、一度送った資金に出金条件はなく（送付には賭け条件達成が必要）、自由にユーザー同士で資金の移動ができる状態は、マネロン対策として不十分な可能性があります。
では、なぜ運営側はマネーロンダリングや不正利用のリスクがある中で、チップ機能を実装したのか。チップ機能には以下のようなメリットが考えられます。
チップ機能のメリット
- 資金の流動性確保
- プラットフォームの差別化
- マーケティング効果
ステークカジノ内で資金が循環すると、プレイヤーの定着率が向上します。また、単独プレイでは得られない、コミュニティやソーシャル要素はステークカジノのみで利用できる特別な機能です。
さらに、チップ送付はプロモーションの一環としても利用しやすいでしょう。インフルエンサーや個人がX（Twitter）でチップのプレゼント企画を発信しています。こういった投稿はステークカジノにとって、有効なプロモーションになります。
しかしこれらのメリットを考慮しつつも、コンプライアンス面のバランスをみて、新規ユーザーへのチップ送付機能が制限されたと考えられます。いまの流れを考慮すると、さらに機能制限が加えられるかもしれません。
チップ機能はユーザー同士の情報交換のお礼として利用できる仕組みです。既存ユーザーはマネーロンダリングと疑われないよう、高額なチップ送付や決済代行のような利用を避けてください。また、SNSやチャットを通じた勧誘やチップ換金は、不正利用される危険性があるため十分注意しましょう。
ステークカジノの人気が高まるにつれ、SNS上でアフィリエイターが「還元」という名目でユーザーにチップ配布を行うことが一般化しました。しかし、チップ配布は配布者も、受け取る側も非常に大きな法的リスクが伴う点は全く周知されていません。
チップ配布は直接ユーザーの個人ウォレットに賭博資金を送り込む行為であり、それは昨今摘発が相次いでいる決済代行業者と同じ行為を行っているに他なりません。それはすなわち、「チップ配布者は賭博幇助罪が適用される」ということを意味します。
さらにSNSで目立っているチップ配布者を賭博幇助で摘発するために、チップを受け取ったユーザーも常習賭博で一緒にまとめて摘発することは普通にありえる話です。しかもSNSでチップを受け取ったことをポストしたり、自分のユーザーIDを公開したりすれば、その危険性は更に高まります。
チップは受け取った側も配布側も法的リスクを大きく背負うことは間違いなく、嬉々としてチップ還元を受け取っているユーザーはその危険性を理解できていないように思えてなりません。
ステークカジノ（Stake）のチップ機能の利用条件と注意点
チップ機能の利用条件と注意点は以下の通りです。
| チップの送付 | 既存のチップ機能利用者のみ |
|---|---|
| チップの受け取り | 全ユーザー |
| 最低金額 | 28円相当 |
| チップの出金 | 出金条件なし |
| 賭け条件 | 送付できるチップは賭け条件を達成した資金 |
送付できるチップは賭け条件をクリアする必要があります。受け取ったチップに賭け条件はありません。チップを軍資金として利用したり、そのまま出金も可能です。
利用できる通貨は法定通貨と暗号資産（仮想通貨）
自分のウォレット内にある通貨をチップとして送付できます。利用できる通貨や暗号資産（仮想通貨）は以下の通りです。
- 日本円を含む法定通貨（USD, EURなど）
- 暗号資産
- ビットコイン（BTC）
- イーサリアム（ETH）
- ライトコイン（LTC）
- ドージコイン（DOGE）
- ビットコインキャッシュ（BCH）
- トロン（TRX）
- イオス（EOS）
- テザー（USDT）
- バイナンスコイン（BNB）
- クロノス（CRO）
- USDコイン（USDC）
- エイプコイン（APE）
- ダイ（DAI）
- チェーンリンク（LINK）
- サンドボックス（SAND）
- シバイヌ（SHIB）
- ユニスワップ（UNI）
- ポリゴン（MATIC）
- Solana (SOL)
ステークカジノの入金方法についてはこちらで詳しく解説しています。
受け取ったチップの出金条件
受け取ったチップには賭け条件が適用されません。チップ受け取り後、そのまま出金することもできます。仮想通貨で入金したリアルマネーの出金は20%のベットが必要。
ステークカジノで出金するには、KYCレベル2（本人確認）が必要です。以下の身分証明書がアップロードできます。
- パスポート
- 運転免許証
- マイナンバーカード
書類のアップロードはアカウント承認ページから行えます。
出金方法についてはこちらで詳しく解説。
ステークカジノのレイン（投げ銭機能）とは？
レインとは投げ銭機能のことです。
チャットルームにレインボットが出現し、ランダムに賞金が受け取れます。出現頻度は1時間に1回。チャットルームに参加している全ユーザーにレインが受け取れるチャンスがあります。チップと同じく出金条件はなく、受け取ったレインはそのまま出金可能です。
レイン（投げ銭機能）の受け取り条件
レインが受け取れる条件は以下の通りです。
- チャットルームへ参加していること
- 過去7日間に3,500ドル以上のベット
- KYC（本人確認）レベル2
レインを受け取るためには、積極的にチャットに参加する必要があります。他のプレイヤーと交流し、上記の条件をクリアしていると、賞金が受け取れるチャンスがあります。
チャットルームの参加方法
チャットルームへ参加するには、チャットアイコンを選択。
チャットルームに投稿するには、累計500ドル以上のベットが必要です。入金方法についてはこちらで詳しく解説。
チャットルームを活用すると、他の人がどんなベットをしているのか参考にできます。チャットルームに参加するほど、レインが受け取れるチャンスが広がるため、積極的に参加してみましょう。