ブックメーカーのオッズの見方や表記方法、オッズ変動を利用したベット方法まで詳しく解説 | ブクサカ

ブックメーカーのオッズの見方や表記方法、オッズ変動を利用したベット方法まで詳しく解説

ブックメーカーの仕組み

ブックメーカーでベットをする際に欠かせない「オッズ」。

オッズの仕組みを理解することで、より深くブックメーカーを楽しめるようになります。

本記事では、オッズの見方や仕組み、表記方法(デシマル・フラクショナル・アメリカン)の違いを詳しく解説。

さらに、オッズ変動を利用したベット方法や、高オッズを提供するブックメーカーについても紹介します。戦略の一つとしてぜひ参考にしてみてください。

 

ブックメーカーのオッズとは?

ブックメーカーのオッズは、「当たったときにいくらの配当金を得られるか」を示します。オッズの数値が高いほど、的中したときのリターンが大きくなりますが、その分的中率は低くなります。

例えば、オッズ2.00と5.00に1,000円賭けた場合、勝ったときの配当金は以下のようになります。

オッズ 2.00 オッズ × ベット額 = 配当金
2.00 × 1,000円 = 2,000円(利益は +1,000円)
オッズ 5.00 オッズ × ベット額 = 配当金
5.00 × 1,000円 = 5,000円(利益は +4,000円)

また、ブックメーカーは自社の利益を確保するため、オッズを調整し、マージンを設定しています。

例えば、あるチームの勝率が50%なら、本来のオッズは2.00ですが、ブックメーカーのマージンが含まれるため1.90〜1.95に調整されます。この差がブックメーカーの利益となります。

 

ブックメーカーのオッズが決まる仕組み

ブックメーカーのオッズは主に以下の2つの要素によって決まります。

  • オッズメーカー(トレーダー)
  • ベッティング市場(プレイヤーの賭け方)

 

1. オッズメーカー(トレーダー)

ブックメーカーには、スポーツアナリストやデータサイエンティストといったオッズメーカー(トレーダー)が所属し、試合を分析してオッズを設定します。

彼らは、過去の試合データ(戦績・対戦成績)、選手のコンディション(ケガ・出場停止)、試合環境(天候・会場・ホーム&アウェイの影響)などを考慮し、試合を予測します。

また、試合が始まると状況に応じてオッズが変動します。例えば、チームAが先制するとオッズが下がり、エースストライカーが負傷退場するとオッズが上がります。

このように、オッズメーカーは試合を分析しながら、適切なオッズを提供しています。

2. ベッティング市場(プレイヤーの賭け方)

ブックメーカーのオッズは、試合のデータやAIの計算だけで決まるわけではなく、どのチームや選手にどれだけの賭け金が集まっているかも大きな影響を与えます。

ブックメーカーは、どのような結果になっても損をしないようにオッズを調整するため、賭けの人気が偏るとオッズが変動します。

例えば、多くの人が「Aチームが勝つ」に賭けると、Aチームのオッズは下がり、Bチームのオッズは上がります。これは、Aチームのオッズが高いままだと、もしAチームが勝ったときにブックメーカーが大きな損失を被る可能性があるためです。

このように、ブックメーカーはオッズを調整することでバランスを取り、自らのリスクを最小限に抑えます。

 

ブックメーカーのオッズの表記方法

ブックメーカーのオッズにはいくつかの表記方法があります。主に以下の3つの形式が使われています。

  • デシマルオッズ(Decimal Odds) – ヨーロッパ式
  • フラクショナルオッズ(Fractional Odds) – イギリス式
  • アメリカンオッズ(American Odds) – アメリカ式

 

1. デシマルオッズ(Decimal Odds) – ヨーロッパ式

見た目 2.50、3.00、5.75 など
計算方法(払い戻し額) 賭け金 × オッズ = 配当金(利益 + 元金)
例:オッズ3.00に10ドル賭けた場合
→ 10 × 3.00 = 30ドル(20ドルの利益 + 10ドルの元金)
メリット シンプルで計算しやすい
日本のブックメーカー系サイトでも主流

 

2. フラクショナルオッズ(Fractional Odds) – イギリス式

見た目 5/1、3/2、7/4 など(分数表記)
計算方法(利益額) 分母の額を賭けたら、分子の額の利益
例:オッズ5/1に10ドル賭けた場合
→ 10 × (5 ÷ 1) = 50ドルの利益(配当金60ドル)
メリット 利益額が一目でわかる
イギリスやアイルランドでよく使われる

 

3. アメリカンオッズ(American Odds) – アメリカ式

見た目 +200、-150、+750 など(プラス・マイナス表記)
計算方法(利益額) プラスのオッズ → 100ドル賭けたら、この額の利益
例:(+200):オッズ +200に10ドル賭けた場合
→ 10 × (200 ÷ 100) = 20ドルの利益(配当金30ドル)

マイナスのオッズ → この額を賭けたら、100ドルの利益
例:(-150):オッズ -150に10ドル賭けた場合
→ 10 × (100 ÷ 150) = 6.67ドルの利益(配当金16.67ドル)
メリット 強いチームと弱いチームの関係がわかりやすい
アメリカのブックメーカーで主流

 

オッズの変動を利用したベット方法

ライブベットでは、実力差のあるチーム同士の試合で、弱いチームが先制ゴールを挙げると、強いチームのオッズが上昇します。このタイミングがベットのチャンスです。

強いチームに逆転の可能性があると判断できれば、逆転勝利やアジアンハンデにベットすることで、事前ベットよりも高いオッズで強いチームに賭けることができます。

また、オーバーゴールのオッズも時間が経つにつれて上昇します。

下記画像の試合では、「オーバーゴール1.5」のオッズが、キックオフ前は1.25倍だったものが、前半終了時点で0-0のままだと1.9倍まで上がっています。このように状況を見極めてベットすることで、より高いオッズで利益を狙うことができます。

キックオフ前のオーバー1.5のオッズ

bet365(ベット365)の試合前のover1.5の画面のスクリーンショット(モバイル画面)

ハーフタイムのオーバー1.5のオッズ

bet365(ベット365)のハーフタイムのover1.5の画面のスクリーンショット(モバイル画面)

ただし、当たるかを見極めるためには、チームの実力差や試合の流れ、選手のコンディションなどをしっかり分析することが重要になります。

 

オッズが高いブックメーカー4選

複数のブックメーカーを比較したところ、特にオッズが高いブックメーカーは以下の4つです。

  • Parimatch(パリマッチ)
  • ステークカジノ(Stake)
  • 1XBET(ワンバイベット)
  • Pinnacle(ピナクルスポーツ)

2025年3月16日に行われた、プレミアリーグのアーセナル対チェルシー戦での各ブックメーカーのオッズはこちらです。

アーセナル勝利 引き分け チェルシー勝利
Parimatch 1.82 3.75 4.55
ステークカジノ 1.82 3.75 4.40
1XBET 1.822 3.905 4.525
Pinnacle 1.813 3.78 4.55

 

Parimatch(パリマッチ)

PARIS MATCH(パリマッチ)の商標記事のアイキャッチ画像

Parimatchは2024年末に日本に進出したばかりの超大型ブックメーカーです。

スローインやGKのセーブ数などニッチな項目も多く、業界内でも高水準の高オッズ&低マージンを提供しています。また、マネーライン(勝敗予想)の賭け金上限も高く設定されています。

高オッズでベット項も豊富な、利益を上げるための絶対条件が揃ったブックメーカーです。

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ステークカジノ(Stake)

Stake.com(ステーク)の商標アイキャッチ画像

ステークカジノはPinnacleや1XBETに比べるとオッズはやや低めですが、ベット項目が豊富で、プレイヤープロップのベット項目も充実しています。

また、対象試合で勝利すると賞金が2倍になるボーナスなど、ベッターに有利なプロモーションも充実しています。

他の3つのブックメーカーに比べるとオッズは低いですが、初心者でも勝ちやすいブックメーカーです。

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1XBET(ワンバイベット)

1XBET(ワンバイベット)の商標記事のアイキャッチ画像

1XBETも高オッズを提供するブックメーカーの一つです。

1XBETは、「メディカルチームがピッチに入るか?」など、ニッチなベット項目が豊富で、ベット可能なリーグも多く穴を見つけやすいです。

しかし、ニッチなマーケットにベットを続けるとすぐに規制がかかったり、突然のアカウント閉鎖や残高没収が発生するなどのトラブルが多く、使いこなすのが難しいブックメーカーです。

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Pinnacle(ピナクルスポーツ)

Pinnacle(ピナクル)のサービス紹介のスライド画像

最後は、言わずと知れた高オッズのブックメーカー「Pinnacle」です。

高オッズといえば、ベッターが口を揃えて「Pinnacle」と言うほど、業界トップクラスの高オッズを提供するブックメーカーです。

さらに、多くのブックメーカーでは大きな利益を上げるとアカウントが制限されることがありますが、Pinnacleではどれだけ稼いでも規制がかかりません。

ただし、ベット項目が少なく、上級者向けのブックメーカーと言えるでしょう。

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ブクサカ

2018年創設、サッカー専門のブックメーカー情報サイト「ブクサカ」の編集チーム。サッカービジネス、Webマーケティング、ライター、スポーツ記者、ジャーナリスト、サッカー×SNS運用など各分野のプロで構成された編集チームで、2022年カタールW杯現地取材、ICE/iGBロンドンカンファレンスなど海外の現場にも積極的に参戦。

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