ブックメーカーオッズで見るフランス・リーグアンの優勝・順位予想と展望【21-22】

フランスサッカー・リーグアンのロゴ

2021-22シーズンのフランス・リーグアンの優勝オッズを紹介します。

シーズンの前半戦を終え、後半戦に突入して間もないタイミングでのオッズを参考に、皆さん自身の予想の参考にしてみてください。

執筆・編集 永田淳(ブクサカ編集部)

 

多くの試合を残しながらもリーグアン優勝オッズ1.00倍のパリ・サンジェルマン

引用オッズはすべてウィリアムヒル社発表のもので、優勝オッズは日本時間2022年1月31日時点のものをご紹介しています。

順位チーム名優勝オッズ開幕前オッズ
1パリ・サンジェルマン1.00倍1.27倍
2マルセイユ51.00倍24.30倍
3OGCニース51.00倍75.00倍
4リールOSC101.00倍14.30倍
5ASモナコ101.00倍16.00倍
6RCランス251.00倍62.00倍
7オリンピック・リヨン251.00倍9.40倍
8スタッド・レンヌ251.00倍73.00倍

引用:リーグ・アン – 優勝 2021/22

前半戦のリーグアンは、開幕8連勝で好スタートをきったパリ・サンジェルマンが、大方の予想通り首位をキープし続けています。

第9節でアンジェSCOに敗れはしたものの、その試合以来黒星はなく、ここまで16勝5分け1敗で勝点53。2位のOGCニースの消化試合数は同じながら、勝点差を11まで広げており、優勝オッズも既にこの時点で1.00倍と当確サインが出ている状況です。

大きな話題となったリオネル・メッシはここまで1ゴールのみと、期待された数字は残せておらず、2桁得点は10ゴールを記録しているキリアン・エムバペのみ。続くのは4得点のマウロ・イカルディ、3得点のアンヘル・ディ・マリアという状況ではあるものの、逆に言えば一部の選手に依存することないとも捉えることができます。

それでリーグ最多の46得点を決められているのであれば、大きな問題ではありません。エムバペの去就は気になるところですが、選手層を考えても優勝候補筆頭であることは揺るぎのない事実でしょう。

 

期待以上の結果を残すニース

パリSGが1.00倍と評価されていることからもわかるように、他クラブにとっては逆転優勝は非常に厳しい状況です。それでも今季開幕前の評価以上の結果を残しているニースは引き続き楽しみな存在です。

開幕前の優勝オッズは75.00倍で、オリンピック・リヨン、リールOSC、ASモナコ、オリンピック・マルセイユといったクラブに比べ、周囲の期待は決して高いものではありませんでした。

 

熾烈なUEL出場権争い

パリSG優勢のリーグアンにおいて、UEFAヨーロッパリーグ出場権を懸けた4位争いはまったく先が見えない状況となっています。

現在、4位RCストラスブールから13位のスタッド・ブレストまでは、勝点差7の中に10チームがひしめき合う大接戦。どうしてもビッグネームも多いパリSGに目が行きがちですが、ここに注目して後半戦を楽しむのもおもしろいのではないでしょうか。

 

得点王争いにも注目・オッズ1位はキリアン・エムバペ

プレミアリーグではモハメド・サラー、ブンデスリーガではロベルト・レヴァンドフスキ、ラ・リーガではカリム・ベンゼマといったように、得点ランキングトップを走る選手が2位以下に差をつけていることが多い中、このリーグアンではまだまだ混戦状況が続いており、多くの選手に可能性が残された状況だと言えます。

最多得点者オッズ最多得点者オッズ現在の得点数
キリアン・エムバペ(パリSG)1.91倍10点
ジョナサン・デイヴィッド(リール)3.50倍12点
ウィサム・ベン・イェデル(モナコ)3.50倍13点
リオネル・メッシ(パリSG)17.00倍1点
ムサ・デンベレ(リヨン)19.00倍6点
ガエタン・ラボルド(レンヌ)19.00倍10点
アンディ・ドゥロール(ニース)21.00倍8点
ルドヴィク・アジョルケ(ストラスブール)21.00倍10点
アミン・グイリ(ニース)21.00倍10点
ディミトリ・ペイェ(マルセイユ)34.00倍8点
ネイマール(パリSG)51.00倍3点
カール・トコ・エカンビ(リヨン)67.00倍5点
ケヴィン・フォラント(モナコ)67.00倍5点
カスパー・ドルベリ(ニース)101.00倍6点
ブラク・ユルマズ(リール)101.00倍5点

現時点での1位は、13ゴールを挙げているニースのFWウィサム・ベン・イェデルですが、オッズで最有力とされているのは、現在10ゴールのキリアン・エムバペ(パリSG)で、1.91倍。

イェデルと並んで3.50倍と設定されているのは、リールで12得点を記録しているジョナサン・デイヴィッド。カナダ出身のこの選手までが、最後まで得点王争いに絡む可能性が高そうですね。

オッズで4位とされているのはリオネル・メッシですが、今季はこれまでわずか1得点。それにも関わらず17倍と他の選手よりも期待値が高いのは、彼の実績あってこそですね。あと17試合あれば、彼なら狙えるのではないかと十分に可能性を感じます。

このリストに名前がないものの、Jリーグガンバ大阪でも活躍した韓国人ストライカーのファン・ウィジョ(ボルドー)は17試合で9得点と好調を維持。

他にもマルタン・テリエ(レンヌ)、モハメド・バヨ(クレルモン・フット)といった現上位にランクされている選手たちも今後オッズリストに入ってくる可能性は十分にありそうです。

執筆・編集 永田淳(ブクサカ編集部)

 

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